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不動産の景気DI、4ヵ月ぶりに悪化/TDB調査

 (株)帝国データバンクはこのほど、2015年4月の「TDB景気動向調査(全国)」結果を発表した。調査対象は2万3,211社、有効回答は1万720社。

 同月の景気動向指数(景気DI:0~100、50が判断の分かれ目)は45.3(前月比0.5ポイント減)となり4ヵ月ぶりに悪化した。業界別では、「建設」「製造」「小売」「運輸・倉庫」など、10業界中7業界が悪化した。

 「不動産」のDIは、48.8(同0ポイント)と前月と同じ結果に。賃貸は、空室率および成約賃料ともに改善傾向にある、例年より移動数は少なかったなどの声が挙った。売買は、供給物件は過多の状態。人口減少が根源にあるのではないか、との声があった。

 企業規模別では、「大企業」が48.9(同0.3ポイント増)、「中小企業」が44.3(同0.7ポイント減)、「小規模企業」が43.1(同1.2ポイント減)となり、「大企業」が4ヵ月連続で改善した一方、「中小企業」と「小規模企業」は4ヵ月ぶりに悪化した。


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