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資材高騰など響き、住宅セグメントは増収減益に/旭化成15年3月期決算

 旭化成(株)は12日、2015年3月期決算を発表した。

 当期(14年4月1日~15年3月31日)は、連結売上高1兆9,864億500万円(前期比4.7%増)、営業利益1,579億3,300万円(同10.2%増)、経常利益1,665億4,300万円(同16.6%増)、当期純利益1,056億5,200万円(同4.3%増)。

 住宅・建材セグメントの売上高は6,038億円(同2.4%増)、営業利益630億円(同8.0%減)で着地した。旭化成ホームズ(株)を中心とする建築請負部門では、前期に受注が好調だったことから、集合住宅を中心に引渡戸数が増加したが、資材費や販売促進費が増加した。
 また、不動産部門では賃貸管理は堅調に推移したものの、リフォーム部門の受注が減少。その結果、セグメントでは増収減益となった。

 全体では、ケミカル・繊維セグメントが増収増益となったほか、ヘルスケアセグメントでも増収増益となり、好調な業績をけん引した。

 なお16年3月期については連結売上高2兆円、営業利益1,640億円、経常利益1,665億円、当期純利益1,060億円を見込む。


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