住友不動産販売(株)は12日、2015年3月期決算を発表した。
当期(14年4月1日~15年3月31日)は、営業収益693億3,300万円(前期比7.5%増)、営業利益141億5,600万円(同8.9%減)、経常利益143億9,200万円(同8.4%減)、当期純利益89億6,000万円(同5.9%減)。営業原価、販管費の増加等により増収減益。最終利益も、復興特別法人税の廃止効果で減少した。
仲介業務の取扱件数は、消費税増税の影響で3万3,968件(同4.2%減)と6期ぶりに減少したが、ホールセール部門での大型案件の増加が単価上昇に寄与し、取扱高は1兆656億8,100万円(同7.9%増)と、7期ぶりに1兆円を突破した。営業収益は543億1,100万円(同3.1%増)と6期連続で増収となり過去最高を更新したが、営業利益は原価増により155億9,700万円(同7.5%減)にとどまった。
受託販売業務では、湾岸・タワー物件等をはじめ販売は好調に推移し、取扱件数は4,070件(同1.7%減)、取扱高は1,609億100万円(同0.3%増)となり、営業収益は46億9,900万円(同3.3%増)、営業利益は9億1,600万円(同14.2%減)となった。
次期は、連結営業収益766億円、営業利益178億円、経常利益178億円、当期純利益117億円を見込む。