(株)大京は12日、2015年3月期決算を発表した。
当期(14年4月1日~15年3月31日)は、売上高3,174億5,400万円(前期比5.0%減)、営業利益181億2,400万円(同7.2%増)、経常利益167億300万円(同6.7%増)、当期純利益121億5,400万円(同41.5%減)。適正利益の確保を最重視したマンション販売活動により売上高は減少したが、連結子会社化した(株)穴吹工務店の業績が寄与するなどして、マンション利益率が前期比3.4ポイントアップ。増益となった。当期純利益は、前期連結子会社化に伴う負ののれん発生益の計上があったため、大幅減少。
不動産開発事業では、マンション販売の売上戸数が3,066戸(同724戸減)と大きく減少し、営業収入は1,207億1,200万円(同15.4%減)となったが、穴吹工務店の業績が寄与し、営業利益は101億2,100万円(同4.0%増)となった。期末におけるマンション既契約残高は2,025戸・760億9,800万円(同292戸減・7.2%減)となった。
不動産管理事業は、管理受託収入は増加したものの、請負工事収入が減少したため、営業収入は1,580億7,000万円(同0.1%減)、営業利益も人員体制の強化などで83億3,100万円(同14.3%減)となった。期末におけるマンション管理受託戸数は52万6,131戸(同9,473戸増)、請負工事受注残高は314億7,800万円(同33.0%増)を計上した。
次期は連結売上高3,350億円、営業利益180億円、経常利益170億円、当期純利益125億円を見込む。