日本社宅サービス(株)は11日、2015年6月期第3四半期決算を発表した。
当期(14年7月1日~15年3月31日)は、連結売上高48億500万円(前年同期比2.1%増)、営業利益3億6,900万円(同9.2%増)、経常利益3億8,200万円(同6.0%増)、当期純利益2億2,700万円(同8.4%増)。
主力の社宅管理事務代行事業は、リプライス案件やアウトソーシングを検討する企業の増加に合わせ受注者数も増加。整備投資費用の減少や人材投資費用を抑えられたことで、売上高24億800万円(同3.8%増)、営業利益3億4,200万円(同40.5%増)を計上。
施設総合管理事業は、マンション管理収入が一部解約案件により減少したものの、新規の管理組合からの受注によりマンション管理棟数と戸数が増加。一方、修繕工事関連で新たに事業化した専有部リフォーム工事等は増加したが、共用部工事に先送り傾向が強まったため、売上高は23億9,600万円(同0.5%増)にとどまった。業務体制の見直しに伴う一時的費用の発生や業務原価の高騰、事業拡大に備えた体制強化によるコスト増が影響し、営業利益は2,400万円(同73.6%減)となった。
なお通期では、連結売上高69億2,600万円、営業利益5億6,900万円、経常利益6億800万円、当期純利益3億6,500万円を見込む。