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「BELCA賞」10件を表彰/BELCA

「建築ストックの優良化に寄与していきたい」と挨拶した会長の山内氏

 (公社)ロングライフビル推進協会(BELCA)は13日、ロイヤルパークホテル(東京都中央区)で第24回BELCA賞の表彰式を行なった。

 同賞は、長年にわたって適切に維持保全され、長期的な維持保全計画を持つ建築物や、社会変化に対応したリフォームで再生した建築物を表彰することで、良好な建築ストックの推進に役立てるのが目的で、1991年よりスタートした。

 今回表彰されたのは「ロングライフ部門」3件、「ベストリフォーム」部門7件の計10件。ロングライフ部門では「大多喜町役場」(千葉県夷隅郡大多喜町、所有者:大多喜町、59年竣工)などが受賞。ベストリフォーム部門では、「JPタワー」(東京都千代田区、同:日本郵便など3社、31年竣工)、「阿蘇くまもと空港国内線ターミナルビル」(熊本県上益城郡益城町、同:熊本空港ビルディング(株)、71年竣工)などが選ばれた。

 表彰式で挨拶した、同協会会長の山内隆司氏(大成建設(株)代表取締役社長)は、「24回目となり、1回目からの表彰物件の累計も236件まで増えた。長く使われ続けた建物やリフォームによって再生した建物を高く評価することで、日本の建物長寿命化をアピールする役割を持っている。今後も、建築ストックの優良化に貢献していきたい」と述べた。


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