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駆け込み需要の反動で仲介取扱件数12%減/三井不リアル15年3月期決算

 三井不動産リアルティ(株)は14日、2015年3月期決算概要を発表した。

 当期(14年4月1日~15年3月31日)は、連結営業収益1,245億8,900万円(前年比1.9%減)、営業利益164億500万円(同23.0%減)、経常利益162億3,400万円(同23.4%減)。

 主力の仲介事業は、前期業績を押し上げた消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動により、営業収益は662億2,900万円(同8.3%減)。リパーク事業は、管理台数を16万6,752台(同1万2,109台増)と積み増した効果で、営業収益562億6,800万円(同7.6%増)となった。

 三井不動産リアルティネットワーク全体では、取扱件数は3万7,156件(同12.7%減)、取扱高は1兆2,731億5,300万円(同9.2%減)、仲介手数料収入は707億5,000万円(同8.6%減)と、いずれも過去最高の数字だった前期を割り込んだが、取扱件数は過去3番目、取扱高は過去4番目、手数料収入は過去2番目の実績。

 なお、店舗については適材適所のためのスクラップ&ビルドを進め、期末店舗数は275店舗(前期末比2店舗増)。首都圏は182店舗(同1店舗増)だった。


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