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国内・海外事業とも堅調に推移。15期連続の増収/リロHD15年3月期決算

 (株)リロ・ホールディングは15日、2015年3月期決算を発表した。

 当期(14年4月1日~15年3月31日)は、連結売上高1,600億5,000万円(前期比27.7%増)、営業利益87億4,600万円(同21.3%増)、経常利益98億6,300万円(同19.5%増)、当期純利益60億8,500万円(同26.3%増)。15期連続の増収、6期連続の最高益を更新した。

 主力の国内事業では、新規開拓営業や既存顧客のフォロー営業を積極的に展開。借上社宅管理業務アウトソーシングサービスの管理戸数や、福利厚生代行サービスの会員数などが増加。賃貸管理でも管理戸数の積み増しや、仲介件数・補修工事数が増え、営業収益1,312億9,200万円(同31.6%増)、営業利益85億6,300万円(同21.6%増)を計上。
 海外事業については、「リロケーションサービス」の管理戸数や海外赴任業務支援世帯数が堅調に推移し、営業収益は257億3,600万円(同13.0%増)、営業利益14億5,800万円(同2.3%増)となった。

 なお、今期の好調な業績等を踏まえ、利益剰余金の配当を決定。1株当たりの配当金は124円(前回予想比1円増)。次期については、連結営業収益1,770億円、営業利益105億円、経常利益113億円、当期純利益70億円を見込む。

 また同社は、16年3月期を初年度とする4ヵ年の中期経営計画「第二次オリンピック作戦」を策定。最終事業年度の業績目標を、連結営業収益2,700億円、連結経常利益200億円とし、主力の国内事業の強化に努めていく。また、19期連続増収、10期連続最高益更新、16期連続増配なども目指す。


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