スターツグループ・(株)スターツ総合研究所が運営する地場不動産会社の連携組織「SEAネットワーク」は19日、ホテルメトロポリタンエドモント(東京都千代田区)で2015年度全国大会を開催。97人が参加した。
5月15日時点の会員数は106社・438店舗(昨年度:111社・434店舗)。取引オーナー数約3万2,000人(同:約3万2,000人)、総管理戸数36万8,703戸(同:34万8,874戸)。全体的な数値は前年度比で減少傾向にあるものの、昨年度は大型の共同売買仲介案件の成約を実現したほか、「今年に入って全体の成約実績が上昇傾向にある」(同社)とした。
今年度は(1)安定的な収益体質の構築、(2)人材育成と人事制度の充実、(3)集客力の増強、(4)新規事業へのチャレンジ、(5)後継者問題の解決を重点項目に掲げた。
さらに「共働」事業として、広域売買・収益不動産の発信・成約拡大、管理戸数拡大のためのオーナー向けコンサルメニューの提供と連携を進める計画。「共考」事業では、重点項目にテーマを絞った意見交換を行なう経営者講談会や責任者の育成や活性化に力点を置いたサービス研究会などを開催していく。今年度、研修を責任者クラス以上の内容に特化し土台をつくることで、来年度にはさらに業態や階層別の研修メニューも充実させていきたいとした。
また、長年スターツ総合研究所理事長を務め、現・スターツ信託(株)代表取締役社長の井口一弘氏が、「会員間で刺激と挑戦が実現できるようサポートしていきたい。着実に共同事業や研修を進め、ネットワークの絆を強めることで、会員の皆さまが地域ナンバーワン企業になることを後押ししたい」と挨拶した。