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4期連続黒字を達成、事業再生計画を終結/新日本建物15年3月期決算

 (株)新日本建物は15日、2015年3月期決算(非連結)を発表した。

 当期(14年4月1日~15年3月31日)は、売上高92億3,000万円(前期比14.2%減)、営業利益6億8,100万円(同2.8%増)、経常利益5億4,600万円(同24.9%増)、当期純利益5億2,700万円(同22.0%増)。

 主力の流動化事業では、東京・神奈川において、他ディベロッパー等に対するマンション用地等の販売を実施し、「田原町プロジェクト」(東京都台東区)、「川崎戸手プロジェクト」(神奈川県川崎市)の2件(同7件減)の引き渡しを行なった。その結果、売上高31億8,800万円(同26.2%減)、営業利益10億2,900万円(同56.2%増)を計上した。

 マンション販売事業は、1棟が竣工(同3棟減)、65戸が引き渡し(同42戸減)となり、売上高は23億4,800万円(同37.8%減)、営業利益は600万円(同95.5%減)となった。

 なお、事業再生計画では、事業再生ADR債務を18年3月末で返済する予定となっているが、計画の初年度12年3月期より4期連続黒字を達成し、15年5月14日付で同債務を2事業年度繰り上げ完済した。

 次期については、売上高106億円、営業利益7億1,000万円、経常利益5億6,500万円、当期純利益5億6,000万円を見込む。


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