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オフィスと住宅とも好調で過去最高利益を達成/森ビル15年3月期決算

 森ビル(株)は20日、2015年3月期決算を発表した。

 当期(14年4月1日~15年3月31日)の連結営業収益は2,557億円(前期比4%減)、営業利益623億円(同9%増)、経常利益571億円(同24%増)。前期に一時的な会計上の利益を計上したため、当期純利益は503億円(同64%減)となった。賃貸不動産の好調な可動と分譲事業の増益から、営業利益・経常利益ともに過去最高を更新した。

 賃貸事業は、順調な稼働により賃貸収入は増加したが、虎ノ門ヒルズの工事収益が減少したため、営業収益1,452億円(同4%減)となった。
 分譲事業は住宅分譲が好調に推移したものの、物件売却の反動減により営業収益587億円(同16%減)。また、海外事業は賃貸が好調なことに加え、為替の影響により営業収益312億円(同3%増)だった。

 次期については、営業収益2,570億円(同1%増)、営業利益680億円(同9%増)、経常利益580億円(同1%増)。営業利益と経常利益は3期連続で過去最高を更新する見込み。純利益については、法人税率引き下げの影響の反動から380億円(同25%減)とした。


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