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賃貸収入増加するも、施設用地売却で営業収益2,064億円/阪急阪神HD15年3月期決算

 阪急阪神ホールディングス(株)はこのほど、2015年3月期決算を発表した。

 当期(14年4月1日~15年3月31日)は、連結営業収益6,859億600万円(前期比1.0%増)、営業利益940億2,600万円(同2.4%増)、経常利益855億9,000万円(同5.4%増)、当期純利益542億100万円(同16.9%増)であった。

 不動産賃貸事業では、5月に商業施設「Yotte杭瀬」(兵庫県尼崎市)、8月に「NU chayamachi」(大阪市北区)のリニューアルを完了させたほか、11月に会員制オフィス「GVH #5(ジー・ブイ・エイチ・ファイブ)」を開設するなど、商業施設・オフィスビルの競争力と稼働率の維持等に注力した。
 不動産分譲事業では、マンション分譲で「ジオタワー高槻ミューズガーデン」(大阪府高槻市)、「ジオ代官山」(東京都目黒区)等を近畿圏・首都圏で販売。宅地戸建分譲では「大阪中島公園都市 ハピアガーデン四季のまち」(大阪市西淀川区)、「彩都・箕面レジデンス」(大阪市箕面市)等を販売した。梅田地区のオフィス稼働率の向上により賃貸収入は増加したものの、前期に施設用地を売却したことなどにより、営業収益2,064億4,400万円(同1.0%減少)、営業利益371億7,300万円(同2.2%減)にとどまった。

 次期は、営業収益7,000億円、営業利益920億円、経常利益840億円、当期純利益520億円を見込む。


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