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「世界的標準の市場整備が日本への投資活発化の起爆剤に」/IREM会長・バーガー氏会見

「世界的スタンダードの市場整備が、日本の不動産投資市場の活性化につながるのではないか」などと話すバーガー会長

 米国より来日している、2015年度IREM会長のLori Burger(ロリ・バーガー氏)は25日、(株)不動産流通研究所のインタビューで、現在のアメリカ不動産市場や、ユーザーニーズの変化、日本の不動産市場の魅力や課題について語った。

 その中で同氏は、「世界中のオフィス面積の測り方を世界基準に統一する取り組みを開始し、14年にその基準が完成した。現在は居住系について検討し合っているところだが、IREMにとって非常に大切な『職業倫理』も世界的スタンダードへと整備していく動きがある。これにより市場の透明性が高まれば、日本の不動産に対する魅力が増し、投資意欲も活発化するのではないか」と言及。日本市場の世界標準化に期待を寄せた。

 同氏は28日から札幌で開催されるIREM JAPAN総会への参加のため来日しており、IREM JAPANについては「世界でも有数の国際支部に成長し、成功を収めている」と評価した。

 また、同日は、アットホーム(株)が制作しているドキュメンタリー映像「明日への扉」の登場者が制作した作品等の展示スペースを見学。日本の若者の伝統技芸承継の実状にも関心を寄せた。

 なお、同氏へのインタビューの内容は、15年8月号(7月5日発刊)の「月刊不動産流通」に掲載する予定。


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