不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

市街地価格指数、下落継続も下落幅は縮小/JREI調査

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は26日、2015年3月末現在の「市街地価格指数」を発表した。毎年3・9月の2回、全国主要223都市の約2,000地点(定点)の地価を鑑定評価し、指数化しているもの。今回が148回目。

 00年3月末を100とした市街地価格指数は、全国の全用途平均が50.5(前期比0.4%下落)に。地価下落傾向は継続したものの、下落幅は縮小した。用途別指数は、商業地が42.8(同0.4%下落)、住宅地が59.7(同0.3%下落)、工業地が49.8(同0.6%下落)、最高価格地が38.5(同0.2%下落)。

 三大都市圏別の全用途平均は、東京圏が67.6(同0.4%上昇)、大阪圏が54.2(同0.2%上昇)、名古屋圏が68.6(同0.1%上昇)となった。
 「東京区部」の地価動向は、商業地が93.9(同1.9%上昇)、住宅地が104.1(同1.0%上昇)、工業地が74.7(同0.7%上昇)、全用途平均が96.7(同1.4%上昇)、最高価格地が155.9(同4.0%上昇)と、すべての用地で地価上昇傾向が継続。投資市場における取得競争の活性化、外国人観光客の増加等による繁華性の高まりを受け、商業地と最高価格地の上昇幅は拡大した。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら