IREM JAPANは29日、「札幌グランドホテル」(札幌市中央区)にて通常総会を開催。2014年度事業報告および15年度事業計画、理事、監事、新役員選任案などを審議、可決。15年度会長には右手康登氏(新都市総合管理(株)代表取締役)が就任した。
15年度事業計画では、創業当初の理念を礎に10年後のポジショニングを協議の上、ビジョンを再協議することを掲げた。併せて、インデックス事業を中心とした社会貢献活動や、各資格ホルダーのブランディング支援・実務への対応を支援していく。
また、16年度より、設立した一般社団法人に現法人の一部および事務局運営を無償にて譲渡。現法人は、全国賃貸住宅NOI率事業とその他公益性の高い事業を行ない、新法人はCPM公式セミナーやCCIM公式セミナー、事務局運営などを行なうこととした。
新会長の右手氏は、「われわれは発足当時の精神を礎に、将来のビジョンを確立する岐路に立っているのではないか」と課題を提示し、「より一層の飛躍を目指し、今はあえて足元をしっかりと見つめ直し、すべての目的と行動をリンクしていく必要がある。16年より一般社団法人での活動へシフトするにあたり、本年は基礎固めの年と位置付けて活動を推進していく」などと今後の活動方針について述べた。
(一社)CCIM JAPANの活動については、「今年度中に全教科での日本人講師の誕生を目指すとともに、日本でCCIMインターナショナルカンファレンスを開催し、日本における米国不動産活性化の一端を担っていきたい」(同会会長の河野守邦氏)とした。