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不動産の景気DI、2ヵ月ぶりに改善/TDB調査

 (株)帝国データバンクは3日、2015年5月の「TDB景気動向調査(全国)」結果を発表した。調査対象は2万3,587社、有効回答は1万664社。

 同月の景気動向指数(景気DI:0~100、50が判断の分かれ目)は45.3(前月比増減なし)と前月と同水準となった。業界別では「不動産」「小売」など10業界中5業界が改善、「金融」「建設」など4業界が悪化した。

 「不動産」のDIは、49.6(前月比0.8ポイント増)と改善。東京への一極集中がますます加速し、投資用不動産が好調、供給の抑制や在庫の増加などはあるものの、物件の売れ行きは都心部を中心に堅調であるといった声が挙げられた一方で、不動産管理では、顧客の低価格指向が続いており、毎月かかる経費については削減傾向にあるといったコメントもみられた。

 企業規模別では、「大企業」が49.2(同0.3ポイント増)、「中小企業」が44.3(同0ポイント)、「小規模企業」は43.2(同0.1ポイント増)となり、「大企業」が5ヵ月連続、「小規模企業」は2ヵ月ぶりに改善した。


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