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東京都心5区の大規模ビル、空室率下げ止まりの兆し/三幸エステート調査

 三幸エステートは11日、2015年5月末時点の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京23区、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市)の大規模ビル(基準階床面積200坪以上)マーケットのデータをまとめた。

 東京都心5区の大規模ビル空室率は3.79%(前月比0.04ポイント減)、現空面積は19万7,225坪(同2,395坪減)。オフィス需要拡大で既存ビルを中心に空室床解消が進んだが、空室率は3ヵ月連続で3.8%前後で推移しており、下げ止まりの兆しが見えつつある。新規供給の増加で新築ビルの空室床解消には時間がかかる傾向も見られるが、需給バランスは需要超過から均衡へと移行しつつある。

 1坪当たりの募集賃料は1万9,409円(同142円下落)、募集面積は49万5,129坪(同7,332坪増加)だった。

 また、全国6大都市の大規模ビル空室率は、東京23区が4.2%(同0.1ポイント減)、札幌市4.7%(同0.1ポイント減)、仙台市10.7%(同0.3ポイント減)、名古屋市5.1%(同01.ポイント増)、大阪市6.2%(同0.5ポイント減)、福岡市4.7%(同0.1ポイント減)。


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