東京都は、豊洲新市場の「千客万来施設」を整備・運営する事業予定者の再公募を実施する。
同施設では、築地特有の貴重な財産であるにぎわいを継承・発展させるとともに、市場本体施設と連携し、豊洲ならではの活気やにぎわいを生み出すことで、豊洲新市場の魅力を高めつつ、地域のまちづくりや活性化を目指す。民間事業者が創意工夫により施設等を整備し、運営することとしており、2014年2月、運営予定事業者に(株)喜代村と大和ハウス工業(株)が決定していたが、その後両社が辞退したため、再度募集するもの。
事業期間は30年以上50年未満の間で検討。敷地は東京都市計画事業豊洲土地区画整理事業地区内6街区の一部(1万840.32平方メートル)。公募型プロポーザル方式により、審査の結果、最も優れた提案を行なった事業応募者を事業予定者として選定。豊洲新市場開場後、速やかに開設することとし、早期開業が優位となる審査基準を検討する。
募集事項の公表は9月頃、提案書の受け付けは2016年1月頃、事業予定者の決定および公表は同年3月頃を予定している。