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景気・収入など背景にマイホームの買い時感低迷/ハイアス&カンパニー調査

 ハイアス・アンド・カンパニー(株)は24日、「住宅購入に関するアンケート2015」の結果を発表した。6月1~11日、20歳代以上の男女を対象に同社が運営するサイト上でアンケートを実施し、有効回答数は1,214人。

 住宅の「一般的な買い時感」については、「買い時だと思う」が39.8%(前年比3.9ポイント上昇)とやや回復。その理由では、「10%への消費増税」が56.5%、「住宅ローン低金利」52.6%となった。一方で「買い時だと思わない」という回答は60.2%(同3.9ポイント低下)。理由では、「景気回復が期待できない」が53.9%と突出して高くなった。

 「自分にとっての買い時感」では、「買い時だと思う」との回答が26.6%(同1.3%上昇)とわずかに上昇したものの、3割を下回った。買い時だと感じる理由は、「住宅ローン低金利」が37.1%のほか、「賃貸住宅の家賃支払いがもったいなく感じる」も34.8%と高かった。一方、「買い時だと思わない」は73.4%(同1.3ポイント低下)。理由については「収入が上がらない」が45.2%でトップ。続いて「十分な自己資金が貯まっていない」が32.0%となった。


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