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「武蔵小杉」駅北側エリアに免震ツインタワー/三井不レジ、JX日鉱日石不動産

「タワーズイースト」外観予想パース
49階に開設されるビューバス
モデルルームに設置されたジオラマ。周囲の夜景写真は53階相当からの眺めを再現している
80.28平方メートルタイプのモデルルーム
最上階、105.59平方メートルタイプのモデルルーム

 三井不動産レジデンシャル(株)は、JX日鉱日石不動産(株)と共同で開発を進めている超高層分譲マンション「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン タワーズイースト」(川崎市中原区、総戸数592戸、以下、「タワーズイースト」)の第1期登録受付を、27日から開始すると発表。24日、モデルルームを報道陣に公開した。

 同物件は、JR南武線他「武蔵小杉」駅徒歩4分、東急東横線・目黒線「武蔵小杉」駅徒歩5分に立地。建設地は、旧JX日鉱日石エネルギー社宅跡地で、今回の「タワーズイースト」と、隣接する「B地区」(来月着工予定)の2棟で、約1,200戸を供給する。

 「タワーズイースト」は、敷地面積8,498.46平方メートル、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、地上53階地下1階建ての免震構造。敷地南面の沿道に沿って商業施設を200mにわたり配置し、川崎市の所有となる1,000人規模のコンベンション施設を2階に併設。“ガーデンの中に街をつくる”というコンセプトのもと、敷地全体の約4割に樹木や花を植え、年間を通して自然あふれる景色を創出する。

 災害対応では、防災拠点に加え、各階に防災倉庫、全住戸から歩ける範囲となる5~9フロアごとに防災ステーションを設け、情報の孤立を防止すると共に、住民間の横のつながりを確保する。非常用発電機も導入し、災害発生直後もエレベーターや、共用照明、非常用コンセントなどを稼働させる。災害発生前から災害発生時、被災生生活72時間、さらに被災生活が長期化した場合のフォローを実施していく。

 住戸は、専有面積は41~105平方メートル、販売価格は、1LDK(45平方メートル台)が4,390万円~、4LDK(93平方メートル台)が1億2,000万円~。最多販売価格帯は7,200万円台(20戸)で、平均坪単価は330万円台。最高価格は、1億5,800万円。竣工予定は2017年12月下旬、入居予定は18年3月下旬の予定。

 昨年10月のホームページ開設から約1万件の資料請求があり、5月にオープンしたモデルルーム来場者数も約2,000組に達した。来場者の居住地は約45%が同じ中原区内で、2人家族と3人家族で約75%を占めている。会社員が約70%を占めており、海外投資家からのアプローチはほとんどない。

 同日会見した三井不動産レジデンシャル執行役員横浜支店長の徳川浩一氏は、「これまで武蔵小杉では南口中心に開発が進められてきたが、北口としては初の大規模再開発で、まさにフラッグシッププロジェクトとなる。当社は、武蔵小杉南口エリアで3棟のマンションと商業施設、駅前整備を行ない、エリアの魅力づくりに多少は貢献してきた自負がある。当地は、日鉱日石さんの社宅跡地で思い入れがある。この思いと、武蔵小杉の再開発を牽引してきた当社の想いを融合させていく」などと抱負を語った。


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