（公社）全日本不動産協会および（公社）不動産保証協会は25日、ホテルニューオータニ（東京都千代田区）にて定時総会を開き、2015年度事業計画など、各種報告事項を承認した。
また、両団体とも改選期に当たり新役員を選出。新理事による互選で、東京都本部所属の原嶋和利氏を新理事長に選任した。原嶋氏は「多くの先輩方がつくってこられた歴史を受け止め、全国の会員からの声を集めて会の活動に生かし、業界の発展に寄与したい」と抱負を述べた。
なお、関連団体である全日本不動産政治連盟（日政連）の会長についても、原嶋氏が務めることが決まった。
全日の事業計画では、宅地建物取引主任者から「宅地建物取引士」への名称変更を受け、会員の従業者向け研修プログラム「全日ステップアップトレーニング」を導入するなど、研修事業の充実を盛り込んだ。このほか、不動産流通の円滑化や適正・公正な不動産取引の推進なども行なっていく。