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名古屋市港区で、インフラ整備したスマートタウン開発/東邦ガスグループ他

「みなとアルクス」の完成イメージ

 東邦ガス(株)、東邦不動産(株)、三井不動産(株)、三井不動産レジデンシャル(株)は30日、名古屋市港区において共同で推進しているまちづくりに着手、名称を「みなとアクルス」としたと発表した。

 開発地は、名古屋市港区港明二丁目他。開発面積は約31ha。「人と環境と地域のつながりを育むまち」が開発コンセプト。名称の「みなとアクルス(minato AQULS)」は、「運河・自然に親しみ、こころ潤うまち」をイメージする「AQUA」、「人と人、人と地域をつなぐ、笑顔咲くまち」をイメージする「LINK」、「スマートエネルギー実現し、進化する」をイメージする「SMART」の頭文字をとって名付けた。

 交通の利便性・回遊性の向上や災害時の避難経路・緊急車両通行ルート確保のためのシンボルロード、親水空間の運河プロムナード、歩道等を整備し一体感をもたせた緑豊かな都市空間を創出する。また、ガスコージェネレーションを中心に、外部からのグリーン電力の購入、大型蓄電池、太陽光発電、運河水熱利用などを組み合わせ、電気・熱・情報ネットワークを備えたCEMS(コミュニティ・エネルギー・マネジメント・システム)を構築し、スマートタウンを実現。省エネルギー率40%、CO2削減率60%を達成する見込み。

 また、エリアを「にぎわい・交流ゾーン」「住宅ゾーン」「スポーツ・レクリエーションゾーン」「複合ゾーン」に分け開発する。第1期は「にぎわい・交流ゾーン」に三井不動産が大型ショッピングセンター「ららぽーと」を、「住宅ゾーン」に三井不動産レジデンシャルが約500戸の中高層集合住宅(分譲)を計画するほか、「複合ゾーン」にエコステーション、「スポーツ・レクリエーションゾーン」にゴルフ練習場等の開発を推進する。2016年春から17年にかけ、順次各施設の竣工・開業予定。


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