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多様化する不動産取引に対応を/ERAが全国大会

「今年のテーマは“Realtor Open The Future.We are ERA.”。日本の不動産業の未来を担っていくという思いを込めている」等と話す安藤社長
個人成績に加え、顧客からのアンケート評価等総合的に表彰する「グランド・チャンピオン・リアルター」を2度獲得し、「Hall of Fame Realtor2015」(賃貸部門)として特別表彰されたイーアールエー賃貸山信の大久保 泰斗氏(写真中央)
会場の様子

 不動産フランチャイズのLIXILイーアールエー・ジャパン(株)は6月30日・7月1日、「仙台国際センター」(仙台市青葉区)で「2015 ERA東北全国大会」を開催した。
 
 大会には、全国のERA加盟店から約720名が参加。営業コンテストやC&C(チャンピオン&チャレンジャーズ)の表彰、営業ノウハウや業界トレンドを学ぶ分科会や特別講演等が実施された。

 大会の冒頭、同社代表取締役社長の安藤 進氏が本部報告を実施。不動産業を取り巻く現状として、(1)レインズへのステータス管理の導入、(2)インスペクション等の活用促進による情報の開示および新たな取引ルールの構築、(3)不動産取引におけるITの活用を挙げ、「不動産会社は、リフォーム会社や金融機関、弁護士等と連携し、一つのチームとしてワンストップで対応していく必要があり、社員は宅地建物取引士として、さまざまなサービスの知識習得や高い倫理意識を保持する必要がある」と強調した。

 同チェーンでは、こうした市場の変化に対応するためのサービスとして、住宅検査と評価サービスを盛り込んだサービス「インスペクションNext」や、リフォーム提案ツール「リフォームアクセル」等を提供。「今後、不動産取引は多様化していく。こうしたサービスを利用するともに、今回の全国大会を通じて強固なネットワークを構築してほしい」等と話した。
 
 また大会には、来賓としてERAアジアパシフィックCEO兼ERAシンガポールCEOジャック・チュア氏、同タイ代表取締役社長ヴォラテッド・シヴァタチャノン氏、同インドネシア代表と取締役社長ダルマディ・ダーマワングサ氏が参加し、交流を深めた。


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