(一財)森記念財団は、このほど開催した評議員会および理事会にて新理事長に横浜国立大学名誉教授の小林重敬氏を選任した。前・理事長の伊藤 滋氏は特別顧問に就任している。
同氏は、1966年に東京大学工学部都市工学科を卒業後、71年に同大学大学院工学研究科博士課程都市工学専攻を修了。85年に横浜国立大学工学部建築学科教授、2008年に東京都市大学都市生活学部教授および横浜国立大学名誉教授に就任。各業界団体の要職や国土交通省の審議会・委員会等の委員も歴任している。
小林氏は「現在、都市づくり・まちづくりの大きな転換期にあたっている。東京をはじめとして日本の諸都市は成熟時代に合った、新たな観点から都市を調査・研究し、都市づくり・まちづくりの仕組み・可能性を検討・提案しなければならない。当財団でニーズに対応できる活動をしていきたい」とコメントした。