NPO法人ホームインスペクターズ協会は8日、国土交通省が募集したインスペクションによる住宅情報の活用に関する事業募集に応募し、このほど「住宅情報蓄積・活用事業」で、同協会提案の「インスペクションによる住宅情報の活用に関する事業」が採択されたと発表した。
同協会ですでに構築している住宅履歴情報システム「HIRO」を用いて、消費者に日常的に活用してもらえるような事業提案を行なったもの。
現在「物件引き渡しに伴う引っ越し等に必要なチェックリストをスマートフォンから確認できる」「設備品番等を生活者自身が登録することで、リコール情報や点検目安時期などの情報をタイムリーに受け取ることができる」といった企画を検討しており、今後協会内での検討や国土交通省との打ち合わせを経て、詳細決定、実装、活用と進めていく考え。
なお、国土交通省が募集した「インスペクションの活用による住宅市場活性化事業のうち、インスペクションによる住宅情報の活用に関する事業」では、「総合的検討事業」で(一社)住宅履歴情報蓄積・活用推進協議会が、「住宅情報蓄積・活用事業」では、同協会を含め7者が採択された。