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「業界の垣根超えた連携を」/ジャーブネットが全国大会

「ホームビルダーにより豊かな暮らしを提案していきたい」と話す宮沢氏
「全国ビルダー優秀賞」や「全国お客様支持優秀賞」等、多様な表彰がなされた

 (株)アキュラホームが運営する工務店ネットワーク・ジャーブネットは9日、ホテルイースト21東京(東京都江東区)で「第16回目ジャーブネット全国大会」を開催。全国から800名以上が参加した。

 大会に先立ち開催された記者発表会では、同ネットワーク主宰の宮沢俊哉氏(アキュラホーム代表取締役社長)が2014年度の実績と15年度の方針を説明した。
 アキュラホームの14年度の実績は、注文棟数1,459棟・引渡棟数1,386棟となり、売上高は349億円(前期比11.9%減)、営業損失は2億円(前期:営業利益8億円)、経常利益は8億円(前年同期比14.2%減)、当期純利益は2億円(同46.4%減)。消費増税に伴う反動減の影響により13期ぶりに引き渡し棟数が減少したため、減収減益となった。
 ジャーブネットの実績は、注文棟数6,711棟(同7.3%減)、会員数298社(同6.97%減)となり、いずれも微減したものの1社当たりの注文棟数は22.0棟(前年:22.1棟)と、20棟以上を維持した。

 15年度は、(1)垣根を越えた連携、(2)永代家守り・暮らし守り・地域守りの推進、(3)安定経営の基盤構築とさらなる発展、を重点施策として策定。住まい手と作り手による住宅建材・設備の開発を推進するともに、住まいの手入方法等についての講座等を開催していく考え。また、営業利益1億円・受注100棟を目標とする企業経営塾「新生ビルダー塾」の第2期をスタートする予定。宮沢氏は、「工務店とハウスメーカーの良さを合わせ持ったホームビルダーが、業界を問わず連携していくことで、日本の住まいづくりを良くしていきたい」等と話した。

 全国大会では、優秀会員表彰の他、東京大学名誉教授・内田祥哉氏を招いてのシンポジウム等も開催された。


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