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投資エリア拡大。東京、名古屋で物件取得/MMC

今回取得を決めた「Gスクエア渋谷道玄坂」外観

 MCUBS Midcity投資法人(旧MID投資法人、MMC)はこのほど、資産運用ガイドラインを改定。重点投資エリアを大阪圏中心から、三大都市圏に拡大した。メインスポンサーが三菱商事・ユービーエス・リアルティ(株)に変更したことに伴うもの。

 拡大エリアである東京圏、名古屋圏のオフィスビルの新規取得も決定した。取得するのは「Gスクエア道玄坂」(東京都渋谷区)、「渋谷桜丘スクエア(底地)」(同)、「横浜クリエーションスクエア」(横浜市神奈川区)、「キューブ川崎」(川崎市川崎区)、「名古屋ルーセントタワー」(名古屋市西区)の5物件。東京圏4物件については、不動産信託受益権、名古屋の物件については匿名組合出資持分を取得した。
 取得先は東京圏の4物件がSPC、名古屋の物件はヒューリック(株)。取得価格合計は492億6,900万円で、8月に取得予定。

 今回の物件取得に伴い、新投資口の発行および投資口の売り出しを実施。公募による新投資口発行は7万口、オーバーアロットメントによる売り出しは4,000口、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)を割当先とする第三者割当による新投資口発行は4,000口。調達資金額(差引手取収支差額)は上限258億8,800万円。

 2015年12月期の運用状況予想も修正。修正後の予想は営業収益66億1,000万円(修正前予想比23.5%増)、営業利益23億7,200万円(同47.3%増)、経常利益17億9,700万円(同55.8%増)、当期純利益17億9,500万円(同55.9%増)、1口当たり分配金は6,750円(同12.5%増)を見込む。


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