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赤プリ旧館を復原。「赤坂プリンス クラシックハウス」16年夏開業/西武HD

「赤坂プリンス クラシックハウス」外観

 (株)西武ホールディングスは16日、同社の連結子会社である(株)プリンスホテルが進めている「東京ガーデンテラス(グランドプリンスホテル赤坂跡地開発計画)」において、同プロジェクトのシンボル的な位置付けである「旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館(旧李王家東京邸)」を「赤坂プリンス クラシックハウス」として営業すると発表した。

 「旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館」は、1930年に旧宮内省内匠寮の工務課長であった北村耕造氏等が設計した洋館で、55年以降はホテル・レストラン・バー・バンケットとして利用されてきた。

 同施設は、東京都の特定有形文化財としても高い価値を持ち、同社ではこの保存に努めていることから、建設当時の詳細な資料等を基に、照明器具や外壁等を当時の状態に復原。現代のニーズに応えるため、最新の機能を備えたバンケットを増築する。

 改装後の「赤坂プリンス クラシックハウス」には、カジュアルフレンチやバー、カフェ等を設置。これらの個室やウエディングの際の控室としても利用可能な小部屋を12室設置する。
 また、2階に設置する多目的ホールは、屋内型チャペルや展示会、期間限定のショップとして活用するほか、中庭は屋外型チャペルを設置できるよう整備する。

 新たに増築されるバンケットは、会食やパーティ、披露宴等に対応し、着席スタイルで最大150名までの利用が可能。面積は約284平方メートルで、2分割することもできる。

 開業は2016年夏頃の予定。


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