東京急行電鉄(株)と東急不動産(株)が組合員・参加組合員として開発を進めてきた「二子玉川東第二地区第一種市街地再開発事業」(二子玉川ライズ第2期事業)において、17日「二子玉川 エクセルホテル東急」(東京都世田谷区、客室数109)が開業した。これをもって商業施設、シネマコンプレックス、オフィスなど多様な機能が集積する「二子玉川ライズ」が全体開業となる。
東急田園都市線「二子玉川」駅徒歩5分。「二子玉川ライズ」の地上30階地下2階建ての高層複合ビル28~30階がホテル専用フロアとなっている。
世田谷区初のシティホテルで、レストラン、宴会場、会議室、大浴場などを装備。周辺は住宅街のため遮るものがなく、眼下に広がる多摩川、遠景に富士山など美しい眺望が特長。
客室は、ビル外側の部屋では、足元から天井まで大窓を用いて、外の景色が楽しめるようにしている。内側の部屋にはバルコニーを設け、四季を楽しめる中庭を配した。また、長期滞在用の部屋には、洗濯機やミニキッチンも用意している。
会見で(株)東急ホテルズ代表取締役社長の高橋 遠氏は「1982年以来(「再開発を考える会」が発足)、足掛け33年に渡るプロジェクトが本日のオープンを持って完成する。渋谷まで電車で11分、自然に囲まれた美しい眺望が楽しめる、世田谷初のホテルとなる」などと述べた。
なお、客室料金は1名2万1,800円~。平日はビジネスパーソンを中心に、週末は渋谷や新宿などで受け入れられない観光客などが宿泊する見込み。初年度稼働率は80%を目指す。
「二子玉川ライズ」の関連記事はこちら。