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東京・江戸川区の賃貸アパートをリノベーション/スカイコート賃貸センター

外壁を新たに塗装する際、放置自転車防止のためピクトサインを表示。階段にはステップ数をサインとして設けた
インテリアショップACUTSが全面監修。モデルルーム(201号室)にはACTUSの家具がレイアウトされている
アイランド型キッチンとカウンターを設置。全戸に2口IHクッキングヒーターを設け、使い勝手の良さも重視している

 スカイコート賃貸センター(株)は、同社所有の賃貸アパート「オウン アパートメント 一之江」(東京都江戸川区、総戸数7戸)をリノベーションした。

 同物件は、都営新宿線「一之江」駅徒歩9分に立地する築17年の木造2階建て。14戸あった居室(専有面積約14平方メートル)を「2戸1住戸」に変更。退去した居室からリノベーション工事を開始し、ロフト収納を設置した居室(3戸)、ウォークインクローゼットを設置した居室(3戸)、メゾネットタイプの居室(1戸)の全7戸とした。インテリアショップACTUSが全面監修、収納棚やスイッチなど細部に至るまでデザインにこだわった。

 外壁は新たに塗装し、「近隣住民の間で、放置自転車の多さが問題視されていた」(同社賃貸営業部法人マンスリーグループ部長代理・鳥居由美氏)ことから、駐輪場のピクトサインを表示。階段にはステップ数をサインとして設けた。

 2部屋を隔てていた壁を軸に、生活動線を考え居室空間を分断。天井・壁を塗り替え、床はフローリング材を貼り替えた。壁に挟まれた形で、アイランド型キッチンとダイニングとして使用できるカウンターを設置。全戸に2口IHクッキングヒーターを設けるなど、使い勝手の良さも重視している。

 今年5月にリノベーション工事を終え、20歳代の男女をターゲットに募集を開始。現在、3分の1の入居が決定しており、随時内見を受け付けている。賃料は7万3,000~7万6,000円(管理費込み)。

 同社が賃貸住宅をリノベーションを手掛けたのは、今回が2物件目。今後も立地と条件を考慮し、積極的にリノベーションを実施していく考え。


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