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梅田のビル建替計画、I期部分を着工/阪神電気鉄道、阪急電鉄

 阪神電気鉄道(株)と阪急電鉄(株)は21日、推進中の「梅田1丁目1番地計画」において、「梅田1丁目1番地計画ビル(仮称)」I期部分の新築工事に着手した。

 同計画は、阪神百貨店(阪神梅田本店)の入居する大阪神ビルディングおよび新阪急ビルを、阪神百貨店を含むオフィスビルに建て替えるもの。両ビル間の道路上空を活用した建て替えと、周辺公共施設整備を一体的に行なう。

 建て替え後のビルは、敷地面積約1万2,200平方メートル、延床面積約26万平方メートル、地下3階地上38階建て。百貨店ゾーン(地下2階~地上9階、延床面積約10万平方メートル)、オフィスゾーン(11~38階)、カンファレンスゾーン(11階)等で構成される。オフィスは、1フロア当たり面積約4,500平方メートルの大型オフィスを整備。道路上空を建築利用することで生まれる大空間を活用し、地上11階に約4,000平方メートルのカンファレンスゾーンを整備するほか、低層部分の屋上には賑わいと交流の場を創出する屋上広場も設置する。

 建替工事は、百貨店の営業を継続しながら進める。竣工は2022年の予定。なお、同ビルは「DBJ Green Building 認証」における最高ランクを取得している。


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