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林 直清会長を再任、空き家ビジネスを具現化/JRECAが総会

「国土交通省の空き家管理等基盤整備事業に取り組んだことで、協会の認知度も高まった」と話す林会長

 (一社)全国不動産コンサルティング協会(JRECA、会長:林 直清氏・大幸住宅(株)代表取締役)は29日、第6回定時社員総会を開催。2015年度事業計画案、収支予算書案などを承認した。また、改選期に伴い新理事を選出。新理事の互選により、林会長を再任した。

 15年度は、各地区での会員増強により、現在500名強の会員数を600名まで引き上げる計画。空き家対策特別措置法の施行を機に、空き家の相続、管理、利活用、除却、再利用、まちづくりまでを広義の空き家管理と捉え、ビジネス化のコーディネートを目指していく。また、公益事業として、消費者セミナーや無料相談会を開催するとともに、2年間にわたり国土交通省の補助を受け取り組んできた「空き家管理等基盤強化推進事業」を通じて得た成果をもとに、国や地方自治体との連携を模索していく。

 4期目となった林会長は「6年前、11名でスタートした当協会も、会員が500名を超えた。国土交通省の補助事業に2年連続で取り組み、空き家利活用マニュアルも完成し、コンサルティングビジネスとわが協会も認知されるようになった。今後も、全国各地の会員の皆さんのお力を借りて、さらなる発展を目指していきたい」と抱負を語った。


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