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ビックカメラ立川店と新規に契約締結。耐震工事により競争力強化/JRF

工事後の「ビックカメラ立川店」イメージ

 日本リテールファンド投資法人(JRF)が資産の運用を委託する三菱商事・ユービーエス・リアルティ(株)は31日、保有遺産である「ビックカメラ立川店」(東京都立川市)において既存テナントである現賃借人と20年間の定期建物賃貸借契約をを新規に締結すると発表。また、本館の耐震補強工事を含むリニューアル工事の実施を決定した。

 現賃借人である(株)ビックカメラとの定期建物賃貸借契約は2015年12月に期間満了となるが、経済条件やリニューアル工事期間中の収支に与える影響などを総合的に勘案し、同社に引き続き賃貸することがポートフォリオの安定に寄与すると判断。本工事完了後に現契約の賃料を増額することで合意した。
 
 工事は全館休業することなく、店舗営業を継続しながら段階的に実施。継続した賃料収入を確保し、分配金への影響を低減する。また耐震性能と同時に建物性能も向上し、物件競争力の強化にもつながるとしている。

 なお同事業の概算総支出額は29億1,800万円、想定NOI増加額は4億4,300万円、概算総支出額のうちの想定NOI利回り増加額率は15.3%を見込んでいる。

 工事期間は15年8月~16年11月。リニューアルオープンは同年12月の予定。


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