不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

川崎・登戸のサ高住「エイジフリーハウス川崎登戸」を公開/パナホーム

「エイジフリーハウス川崎登戸」外観
居室の様子
共有スペースには運動器具やマッサージ機、植物工場などを設置

 パナホーム(株)は3日、9月1日にオープンする首都圏初のサービス付き高齢者住宅「エイジフリーハウス川崎登戸」(川崎市多摩区、総戸数20室)をマスコミ向けに公開した。

 パナホームグループでは、2015年1月以降、パナホームの高齢者住宅事業名称と「エイジングライフ事業」をパナソニック(株)の介護関連事業の名称に合わせ、「エイジフリー」に統一。パナホームオーナーへの提案、共同による商材開発・仕様設定など、土地開発から建築、施設運営まで、グループとしてのシナジー効果を生かした事業を推進している。

 「エイジフリーハウス」は、サ高住に小規模多機能型居宅介護を併設し、24時間365日のケアサポートを提供する。200~300坪程度の土地で建設できる小規模施設を採用することで、住宅地の中での建設や、オーナーの投資額を抑えることが可能となる。
 施設を運営するパナソニック コムハート(株)は、すでに近畿圏で13拠点をオープンしており、18年度までに累計150拠点の開設を計画、パナホームはうち50拠点の建築を目標とする。

 「エイジフリーハウス川崎登戸」は、小田急線「向ヶ丘遊園」駅徒歩15分に立地。鉄骨造2階建て、敷地面積981.95平方メートル建物延床面積約964.38平方メートル。太陽光発電システム23.08kW搭載。
 専有面積約18平方メートル。月額費用18万7,350円(生活支援サービス費、食費含む)。
 サ高住20室に加え、小規模多機能型居宅介護事業所宿泊室5室を備えており、泊まり、通い、訪問を組み合わせ、重度化、認知症に対応するケアサポートの提供を行なう。
 入居募集に関しては、1~2日に内覧会を実施。入居者の身体状況の把握やスタッフ体制の調整などを考慮し、開設時は5名程度を予定、その後順次受け入れていく。

 見学会で事業説明したパナホーム(株)資産活用事業部事業部長の川端一彦氏は、「高齢者住宅・介護施設の開発は02年の介護事業開始時より累計1,400棟を超え、今年度中に1,500棟を達成する見込み。エイジフリーハウスでは、52年間、住宅事業で開発してきたノウハウを生かし、施設ではなくご自宅の延長として高齢者の方々に住宅を提案するとともに、従来より接点のある地域のオーナー、土地所有者の方々を対象に賃貸経営を提案していく」などと述べた。


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら