国土交通省は5日、国家機関の建築物等における吹き付けアスベスト等の使用実態に関するフォローアップ調査結果を発表した。調査時点は2015年3月31日。
調査対象件数8万1,912棟のうち、吹き付けアスベスト等が使用されている件数は376件(14年調査時392棟、占有率0.46%)、うち封じ込め等の飛散防止対策を実施済みの件数が346件(占有率0.42%)、未対策が30棟(14年調査時36棟、占有率0.04%)。使用可能性はあるが含有量は未調査のものが16棟(同19棟、同0.02%)。
同省では、引き続き各省庁に対し、除去等の対策の実施、吹き付けアスベスト等の有無の把握などを適切に講じるよう、保全指導・情報提供を行なっていく予定。