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浅草の商業施設、ブース出展する自治体を募集/まるごとにっぽん

出展募集中の「【Event space】おすすめふるさと」イメージ

 (株)まるごとにっぽんは、12月中旬に開業予定の商業施設「まるごとにっぽん」(東京都台東区)において、ブース出展する自治体の募集を開始した。

 「まるごとにっぽん」は、地上13階地下2階建て「東京楽天地浅草ビル」の1~4階のフロアからなる商業施設。
 1・2・4階は、食品、日用品、飲食など50地方事業者によるテナントが入居。3階は地域の魅力を体感できるフロアとなっており、その一角を特産品などを展示・販売することができるブース出展「【Event space】おすすめふるさと」としている。施設全体を通して、大手での流通が難しい小ロット商品の販路開拓支援、初期投資を抑えたテナント出店支援など、腕試しとして活用してもらえる仕組みづくりを行なっている。

 約2.7坪のスペースに照明機能と映像投影機能が融合した「Space Player」を設置。パネルやパンフレットの展示が主流であった従来のアンテナショップとは異なり、視覚や感覚に訴える「魅せる自治体PR」が可能となっている。
 また、施設運営側がブースをまとめて運営・管理するので、従来のアンテナショップ開設に伴う初期費用(従来は約1~2億円)がなく、運営費(従来は年間約1,000万~3,000万円)も約10分の1で出展することができる。
 その他、他自治体との合同イベントの開催、販売に関するコンサルティングなど、これまで首都圏にアンテナショップ等を出展できなかった市町村でもチャレンジできるようサポートする。

 募集するブース出展は20市町村限定。募集期間は9月30日まで。「まるごとにっぽん」の年間売上は30億円を想定している。

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