(株)長谷工コーポレーションは7日、2016年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(15年4月1日~6月30日)は、連結売上高1,668億6,600万円(前年同期比27.8%増)、営業利益112億5,300万円(同106.0%増)、経常利益113億9,200万円(同110.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益85億200万円(同112.9%増)。
主力の建設関連事業では、建築工事において、労務不足による建築費上昇の懸念はあるものの、着工時期の平準化および物件の大型化等により、受注時の工事採算と当期の完成工事総利益は改善傾向に。
分譲マンションの新築工事については、首都圏で200戸以上の大規模物件10件を含む18件、近畿圏で200戸以上の大規模物件2件を含む7件、賃貸住宅1件を含む計15件を竣工させた。
これらの結果、セグメント売上高は1,328億円(同34.7%増)。主にマンション建築工事の施工量増大、および完成工事総利益率の改善により、営業利益は120億円(同109.8%増)となった。
サービス関連事業では、分譲マンションの管理戸数が31万481戸(前期末比0.4%増)に。大規模修繕工事・インテリアリフォームは、受注高が49億円(前年同期比43.4%増)、賃貸マンション運営管理・社宅管理代行の運営戸数は、10万5,857戸(前期比末4.4%増)となり、売上高313億円(前年同期比9.4%増)を計上。しかしながら、総合地所(株)および同社子会社2社が新たに連結子会社となったことに伴う、のれんの一括償却9億円の影響により、営業損失7億円(前年同期:営業利益1億円)となった。
海外事業は、ハワイ州オアフ島、戸建分譲事業の引渡戸数の減少等により、売上高は37億円(前年同期比14.8%減)と減少。営業利益は1億円(前年同期:営業損失1億円)だった。
なお通期については、連結売上高7,000億円、営業利益560億円、経常利益540億円、親会社株主に帰属する当期純利益350億円を見込む。