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東京の店舗賃料、坪40万と上昇/CBRE調査

 シービーアールイー(株)(CBRE)は10日、東京、大阪、名古屋における、2015年第2四半期の路面店舗の市場動向を発表した。

 東京の主要リテールマーケットでは、幅広い業態から強い需要がある一方、好立地の空室は希少で需給バランスは引き続きひっ迫し、今期のプライム店舗賃料(想定成約賃料、共益費込)は40万円/坪(前期比14.3%増)になった。

 大阪は、引き続き幅広い業態からの出店需要がみられ、新規出店のほか、インバウンド消費で収益を伸ばすリテーラ―による立地改善や拡張移転の需要も多くみられた。これに対してプライム立地の空室は引き続き希少であるため、多くの需要は出店に至っていないことから、プライム店舗賃料は20万円/坪(同前期比横ばい)にとどまった。

 名古屋では、今期も引き続き強い需要があった一方、受け皿不足のため新たなテナントの出店事例は限定的となった。メインストリートの大津通りを中心に、数年にわたって出店を計画するも、未だ物件の確保に至っていないテナントが複数あるほか、オフストリートやセカンダリーエリアにも需要が拡大している。その結果、プライム店舗賃料は12万円/坪(前期比横ばい)だった。


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