(株)プロスペクトは10日、2016年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(15年4月1日~6月30日)の連結売上高は24億5,300万円(前年同期比12.9%減)、営業損失2億7,300万円(前年同期:営業損失1億4700万円)、経常損失2億7,200万円(同:経常損失1億6,200万円)、当期純損失2億9,800万円(同:2億1,100万円)となった。
主力のマンション販売は、31戸(前年同期比2戸減)、11億3,300万円(同3.16%減)の新規契約を行なったが、新規竣工物件がなかったため、既存竣工物件14戸(同変動なし)の引き渡しを行ない、売上高は5億1,900万円(同8.35%増)、セグメント損失1,900万円(前年同期:セグメント損失5,800万円)を計上。
この結果、契約済未引渡残高は54戸(前年同期比2戸増)、19億7,600万円(同23.3%増)で、未契約完成商品の残高は44戸(同15戸減)、22億4,500万円(同11.6%増)となった。
また、第2四半期連結会計期間以降に竣工する商品準備高として211戸、72億3,700万円(販売開始商品81戸、うち50戸は契約済み)を確保している。
なお、同社グループは、事業多角化戦略としてM&Aを積極採用しているほか、アセットマネジメント事業を展開していることから、経済情勢や市場環境の変動による影響を大きく受ける傾向にあるとして、連結業績予想については開示しない方針。