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プレハブ住宅販売戸数、前年度比微増/プレハブ建築協会調査

 (一社)プレハブ建築協会はこのほど、2014年度「プレハブ住宅販売戸数実績および生産能力調査報告」を発表した。99社(上期51社、下期48社)を対象に実施、回答率は100%。
 
 同年度(14年4月~15年3月)のプレハブ住宅の販売(完工)戸数は、15万6,327戸(前年度比0.8%増)。前年度比で1,187戸の増加となり、全着工新設住宅に占めるプレハブの割合も17.8%(同2.1ポイント上昇)と上昇した。

 構造別では、木質系住宅が1万7,171戸(同10.7%減)と、4期連続の増加から減少に転じた。1996年度に過去最高の5万5,134戸を達成した後、06年以降は9期連続で1万戸台の低水準で推移している。
 鉄鋼系住宅は13万3,389戸(同3.5%増)と、4期連続の増加。コンクリート系住宅は5,767戸(同18.3%減)と、7期連続の1万戸割れとなった。

 階層・建て方別では、一戸建て住宅が6万1,195戸(同12.7%減)と、再び6万戸台に下降。低層共同建住宅は5万4,963戸(同8.3%増)、中高層共同建住宅は4万169戸(同3.3%増)と、ともに増加した。
 
 都道府県別のプレハブ住宅販売総戸数では、東京都が2万4,156戸(同10.1%増)と2万戸を堅持。1万戸を超える都道府県は、東京都、神奈川県(1万3,544戸)、埼玉県(1万2,451戸)、愛知県(1万1,385戸)に千葉県(1万120戸)が加わり、5都県となった。
 プレハブ住宅の全着工新設住宅に占める割合を地域別でみると、中国地域(24.6%)、関東地域(20.5%)、中部地域(19.8%)の3地域が、全国平均(17.8%)を上回った。


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