小田急電鉄（株）は28日、小田急線とJR相模線の「海老名」駅間にある事業用地の開発計画概要を決定した。
開発地は敷地面積約3万5,000平方メートル。「憩う・くらす・育む～ViNA GADENS」を開発コンセプトにした住行商複合開発を行なう。敷地を「住宅エリア」と「賑わい創出エリア」に分け、住宅エリアには高層分譲マンションやサービス付き高齢者向け住宅、保育施設などを整備。賑わい創出エリアにはオフィスビルや商業施設、文化・交流施設などを計画している。
都市デザインは、「段丘都市」をコンセプトに、デッキによって“段丘”を再現する。デッキは敷地の北側・南側・中央を東西に通る3本を新設。小田急とJRの駅間を南北につなぐ自由通路と合わせて地区内の回遊性を高める。
同社は2016年3月から、小田急「海老名」駅に特急ロマンスカーを停車させ、地域の利便性も高める。着工は16年度、竣工は25年度を計画している。