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千葉・幕張のホテル増築に着手。全2,001室に/アパグループ

「アパホテル&リゾート<東京ベイ幕張>」完成予想イメージ

 アパグループは1日、「アパホテル&リゾート<東京ベイ幕張>」イーストウイング(千葉市美浜区、客室数500室)増築工事の起工式を執り行なった。

 「アパホテル&リゾート<東京ベイ幕張>」は、JR京葉線「海浜幕張」から徒歩約5分。2005年に西武鉄道(株)から旧幕張プリンスホテルを買収、施設の新設や客室の改装などを施し06年に再オープンし営業してきた。今回で500室増築し、全2,001室となる。
 
 今回増築するイーストウイングは、同ホテル敷地内に建設するもので、建築面積1,896.17平方メートル、延床面積1万1,961.54平方メートル。鉄骨造地上11階建て。セントラルタワー、ウエストウイングの2ヵ所38個34種類の大浴場施設に加え、新たに女性専用の露天風呂付き大浴場を創設するほか、和食レストランを新設する。

 全館LED照明を採用。ガスヒートポンプエアコンにより電気使用量を削減し、ガス・コージェネレーションシステムにより排熱を有効利用する。また複層ガラス・遮熱カーテンにより断熱効果を向上するなど環境に配慮する。

 客室には、サーモスタット付き定量止水栓、節水シャワーを備えたアパホテルオリジナルユニットバスやオリジナルベッド「Cloud fit(クラウドフィット)」・3Dメッシュまくらなどを導入。また、50型の大型液晶テレビを標準設置する。

 同日会見した同グループ代表の元谷 外志雄氏は、「ウエストウイング500室の増築後も大変高い稼働率を続けているため、さらに500室の増築を決定した。今回も90%以上の稼働率を期待している。当社は今後も大型ホテルの供給が続くが、泊まるだけでなく、ホテルの中で楽しめるまちなかのアーバンリゾートを目指し、事業を展開していきたい」と抱負を述べた。


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