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森ビルが総合震災訓練。災害発生時の初動対応を習得

「森ビル総合震災訓練」の様子。社員約500人が参加
心肺蘇生・AEDの実習の様子

 森ビル(株)は1日、「六本木ヒルズ」で社員向け総合震災訓練を実施した。

 同施設では、「逃げ出す街から逃げ込める街へ」をコンセプトに、災害に強く、周辺地域の防災拠点としての役割も果たす安全・安心なまちづくりを目指し、ハード、ソフトの両面からさまざまな取り組みを進めている。毎年、9月1日の「防災の日」前後に実施している「森ビル総合震災訓練」では、同社社員に対して、災害時の初動期に必要となる機器操作や有事の対応についての習熟を図るとともに、震災への意識向上に努めている。毎年交代しながら、役職問わず全社員が参加している。

 今年は、全社員の3分1に当たる約500名が訓練に参加。7グループに分かれて、心肺蘇生・AED、応急手当、救急搬送、消火器、防災用井戸の運用など、それぞれ約15分で順番に体験し、その技術を習得した。

 講師には同社の防災要員があたった。同社の防災要員は、都心の社宅入居者100人で構成している。2ヵ月に一度専門講習を受けているほか、災害発生時には現場に急行することが義務付けられている。


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