いちごオフィスリート投資法人(IOR)は7日、5日開催の投資主総会の決議によりオフィス特化型リートに転換したことから、これまで掲げていた成長戦略を見直し、新た「成長ロードマップ」を策定した。
2016年10月期末までをステージVとし、NOI向上とブランディング強化を進め、年率2.0%以上の継続的な賃料UPを図る。また外部成長戦略では、優先交渉権を有する13物件の取得検討と、物件の入れ替えなどを進めていく。
17年4月期・10月期末までのステージVIでは、独自のテナント向けサービスプログラムの開発や増額改定の推進により、いちごオフィスブランドの確立により競争力強化を図り、外部成長戦略では、物件パイプラインの拡大などにより、資産規模2,300億円を視野に入れた物件取得を推進する。
こうした取り組みにより、1口当たり分配金2,000円(15年10月期予想1,670円)、運用資産残高2,300億円(15年8月末時点1,639億円)、長期発行体格付A(安定的)(現在A-(安定的))を目指していく。