小田急不動産(株)と(株)コスモスイニシアは15日、1棟リノベーションマンション「リノグラン東林間 アリーナ/ブライト」(相模原市南区、総戸数39戸、2棟)を報道陣に公開した。2社共同では初の、コスモスイニシア単独では第5弾目となる1棟リノベプロジェクト。
同物件は、小田急江ノ島線「東林間」駅徒歩2分に立地。敷地面積1,742.12平方メートル。1991年築の鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上4階地下1階建ての賃貸マンション。改装の時期に差し掛かっていたことやバブル期に建てられ基本スペックが高いこと、専有面積が広いことなどから、1棟リノベによる分譲化を決定した。
これまでのコスモスイニシアの1棟リノベシリーズ「リノマークス」同様、建物診断の後、大規模修繕や共用部の改修を実施。専有部は間取りの再設計の後、設備を一新し、瑕疵保険の加入、30年の長期修繕計画や設備点検サービスの提供といったアフターサービス等を付与する。
道をはさんで2棟が向かい合う建物配置を生かし、共用空間にはベンチやウッドデッキを配してつながりを演出。シンボルツリーの植え付けなど植栽豊かな外構に仕上げた。地下駐車場にはシャッターゲートを設け、エレベーターから直接上階に上がれる仕様に変更。セキュリティ強化と利便性向上を図っている。
専有部はセレクトプランのほか、今回初となる自由設計プランも用意。モデルルームでは、採光性と緑を意識したプランやキッチンから見える子供の遊び場を設けたプラン、和モダンテイストで大人がくつろげるプランと3パターンを用意した。
住戸は、専有面積62~92平方メートル、2LDK~4LDK。2月から販売したブライト(19戸)は、すでに完売している。販売価格は2,598万~4,648万円。契約者層は相模原市在住者が約75%で、30~40歳代の2~4人世帯が中心。9月下旬より入居開始予定。
18日より、アリーナ(14戸)を販売開始する。中心価格は3,798万円。坪単価は約150万円。なお、6戸は元の入居者がいるため、退去次第、順次販売開始する予定。竣工は2016年2月下旬を予定。