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東京主要5区空室率、4ヵ月連続で改善、4%台に/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画は11日、2015年8月度の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィス市況調査の結果を発表した。

 平均空室率(基準階床面積100坪以上)は、4.97%(前月比0.10ポイント低下)と4ヵ月連続の改善。6年6ヵ月ぶりに4%台まで減少した。

 最も空室率が改善したのは、前月から大幅に増加した供給量を上回る成約があった中央区で、5.33%(0.31ポイント低下)と3ヵ月連続での改善。渋谷区は2.55%(同0.28ポイント低下)、千代田区は3.95%(同0.25ポイント低下)、新宿区は4.03%(同0.15ポイント低下)といずれも空室率が改善した。一方、港区は大型の解約の影響を受け、6.87%(同0.22ポイント増加)と空室率が上昇した。

 1坪当たりの推定成約賃料(基準階床面積100~300坪未満)は1万8,429円(同204円上昇)と12ヵ月連続で上昇。棟数の多い千代田区と中央区での賃料上昇が相場を押し上げた。

 なお、新築ビルの平均空室率は29.60%(同0.73ポイント低下)、推定成約賃料は3万1,231円(同1,053円上昇)。


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