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6大都市圏のビル空室率、名古屋以外の全エリアで改善/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画はこのほど、2015年8月度の全国6大都市圏(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアにおけるオフィスビル市況をまとめた。

 各都市圏の平均空室率は、札幌が5.01%(前月比0.37ポイント低下)と、大型ビルを中心に複数の成約があったことから空室率が改善した。仙台は、8.76%(同0.28ポイント低下)と3ヵ月連続で改善。大阪は8.09%(同0.23ポイント低下)と大型、中型の成約が進んだことで、3回月連続、福岡は5.01%(同0.04ポイント低下)と微減ながら7ヵ月連続で改善した。一方、名古屋は7.00%(同0.21ポイント上昇)と3ヵ月連続で上昇した。大規模ビルで移転に伴う解約があり、供給量が増加したことが要因。

 1坪当たりの成約賃料は、札幌が8,551円(同26円低下)とわずかながら改善した。仙台は8,587円(同4円上昇)、大阪は9,464円(同10円上昇)、福岡は9,143円(同19円上昇)とほぼ横ばいで推移。名古屋は9,646円(同50円上昇)と値上がりした。


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