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宮城県東松島市の被災地で、芝生産事業に着手/住友林業ほか

ボランティアによる除草作業の様子

 住友林業(株)と住友林業緑化(株)はこのほど、宮城県東松島市で「希望の芝プロジェクト」を開始した。

 東日本大震災の際に津波の被害を受けた沿岸部の被災元地(防災集団移転促進事業において、地方自治体が買い取った宅地)の有効活用を目的に、芝の生産地として生まれ変わらせる取り組み。宮城県東松島市、(株)富田商事(茨城県つくば市、社長:富田安司氏)、(株)よつばファーム(東松島市、社長:熱海 光太郎氏)と共に取り組む。

 住友林業と住友林業緑化は、今回のプロジェクトの企画提案、生産地の土壌調査、芝育成の技術提供、オリジナル芝の生産権供与、買い取り販売などを担当する。

 4月より、沿岸部の被災元地に試験植栽(約2,500平方メートル)を開始し、7月に関係各社の社員ボランティアによる除草作業を実施した。現在順調な成長を続けており、今後栽培面積を1万平方メートルまで広げ、16年秋頃をめどに出荷する見込み。


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