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中古住宅買取再販事業を強化。グループ2社を合併/ナイス

 ナイス(株)は中古住宅買取再販事業を強化する。同事業を手掛けるグループ会社の横浜地所(株)とザ・マネジメント(株)を10月1日に対等合併。社名を「リナイス(株)」(横浜市鶴見区)に変更した。新会社の代表には、横浜地所社長の伊藤真宏氏が就いた。

 横浜地所は2009年設立で、中古マンションを1戸単位で取得し、リノベーションして再販する事業を展開してきた。一方のザ・マネジメントは、賃貸中の中古マンションをオーナーチェンジの形で取得。賃借人が居住中は賃貸住宅として運用し、退去後リノベーションして中古住宅として販売する事業を、10年より展開。現在、約100戸のマンションを賃貸運用している。

 今回の合併により、営業活動に係る経営資源を集約し、仕入れを強化。ナイスのブランド力とグループの事業ノウハウを活かした事業展開を推し進める。両社を合わせた年間の中古住宅買取再販件数は、13年度までは年間30~50戸に過ぎなかったが、14年度は126戸まで拡大。1棟買い取りやサービス付き高齢者向け住宅の取り扱いなども視野に入れ、年間300戸まで拡大する方針。
 


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