三菱地所ホーム(株)は7日、マンションリフォームサービス「三菱地所のリフォーム」において、三菱地所グループに蓄積してきた顧客の声を活用した新商品を展開すると発表した。
ストック活用の機運の高まりとともに、顧客一人ひとりのニーズに合わせたリフォーム需要に対応していくことを目的としている。具体的には、これまで同社が注文住宅事業で培ってきたノウハウと、同社グループが運営する“理想の暮らし”実現のための意見交換サイト「スマイラボ」とのコラボレーションを実施。「スマイラボ」内にマンションリフォームに特化したページ「暮らしをリフォーム」を新設し、リフォームに関するアイディアやコラムを掲載するほか、ユーザーの「家の間取り」における相談コーナー等を設置する。
また、三菱地所レジデンス(株)が顧客の声を集約して開発し、同社分譲マンションでも採用している「EYE’S PLUS(アイズプラス)」の商品を選択できるようにした。「EYE’S PLUS」では、キッチンや洗面化粧台、ユニットバス等で細やかな工夫を施していることから、顧客の満足度を高め、さらに、統合調達によるコストメリットを得ることができる、としている。
同日開催した記者発表会において、同社代表取締役社長の加藤博文氏は、「リフォーム事業に注力していく考えで、2020年までに100億円規模の売り上げをを目指していく。事業者としては、お客さまが“リフォームしてみたい”と思える商品を打ち出していく必要があると感じている」と話した。